障がい者がスムーズに転職するには?その方法や転職サイトもご紹介 障がい者雇用の就労支援 障害者の就労支援 公開日:2022/11/28 更新日:2022/12/01 シェア ツイート はてブ LINE 障がいの程度や状況は人によって様々ですが、身体的理由や精神的理由など、障がい者の方が「転職が難しい」と感じる理由も様々です。 今回は障がい者がスムーズに自分に合った転職先を見つけるにはどうすべきなのか、その方法やおすすめの転職サイトなどについてご紹介します。 障がい者の転職が難しい理由と対策 障がい者の方が転職活動を行うにあたって、「転職が難しい」と感じたことがある方は少なからずいるのではないでしょうか。 理由としては以下のようなものが考えられます。 治療などが必要な場合 自身の得意・不得意が把握できていない スキル・マナーの不足 健康管理 「では自分はずっと希望の転職先が見つけられないのか」というとそうではありません。 これらの理由は詰まるところ「転職するための準備が不足している」ということなので、人によっては時間がかかるかもしれませんが、しっかりと準備を整えてから挑むとスムーズに転職先が決まる可能性があります。 治療などが必要な場合 「障がい」というのは1つのこともあれば、複数の症状や身体的症状、精神的症状などを併発しているケースも少なくありません。 転職ができない理由としてご自身の症状に心当たりがある場合は治療に専念し、場合によっては多方面からの治療を進めながら症状の改善を目指す必要があります。 調子の悪い日が多い、原因不明の不安に襲われるなどがあればまずは医師に相談をしてみるのがおすすめです。 自身の得意・不得意が把握できていない 転職をする際は面接が必要不可欠となりますが、自身の得意・不得意が理解、把握できていることも転職を成功させる大きなポイントです。 メモに書き出すなどで自身の特徴を整理し、そもそもどのような仕事が向いているのか、また企業へのアピールポイントは何かが分かると、転職活動や面接が進めやすくなるでしょう。 自身で整理をすることが難しい場合は「転職エージェント」へ相談をするのもおすすめです。 転職エージェントは無料で利用でき、適した求人や希望する求人の紹介や面接対策など、転職活動を全面的にサポートしてくれます。 スキル・マナーの不足 働くためのスキルが不足している、或いはビジネスマナーが不足していると採用は難しくなります。 最低限身につけておきたいのはパソコンの基本操作です。とくに事務職やデスクワークを希望する方は1分で100文字程度の入力やメールの基本操作ができると良いでしょう。 また、ビジネスマナーについては「話す・聞く」といったコミュニケーションだけでなく、身だしなみなども該当します。 障がいの内容によって難しいところもあるかと思いますので、ご自身でできる部分をできる限りカバーしておくのが良いでしょう。 また、スキルやマナーは就労支援などを利用することでサポートを受けながら身につけることができますよ。 健康管理 一口に「健康管理」と言っても、症状によってどうしても難しいところはあるかと思います。 決まった時間の食事と十分な睡眠をとり、遅刻が無いよう生活習慣を整えるだけでも結果は変わるでしょう。 就労継続支援などを利用すれば、生活習慣の部分から正していくことができます。 転職する準備が整っているか確かめるには 現在の自分が転職可能な状態か、働くことが可能な状態かを確かめるには第三者に聞いてもらうのが一番です。 治療に専念をする(していた)場合は主治医とセカンドオピニオンによる診断を受けるのが良いでしょう。 主治医とセカンドオピニオンは、同じ専門ではない方が良いとも言われています。 例えば主治医が心療内科であればセカンドオピニオンは精神科といった具合です。 また、スキルやマナーなど症状以外の部分を確かめたい場合は「トライアル雇用」や「転職エージェント」の利用がおすすめです。 トライアル雇用とは 「トライアル雇用」とは、一定の試用期間を設けることで求職者、雇用する企業の両者にとって問題がないか適正を判断できる制度です。 トライアル雇用によってお互いに合意ができれば、そのまま本採用に進むことができます。 また、トライアル雇用は転職エージェントからの紹介や、ハローワークから求人を紹介してもらうことが可能です。 転職エージェントとは 転職エージェントは、求職者との面談を通して希望の職種や働き方、得意不得意などを聞き出し、その人にあった求人を紹介してくれる無料サービスです。 一般的には求人紹介だけでなく、面接対策や転職時手続きのサポートなども行ってくれます。 また、転職エージェントには障がい者雇用に特化した転職エージェントサービスも存在しており、障がい者雇用求人の紹介や面接対策、雇用後のアフターフォローまで手厚く行ってくれるところもありますよ。 障がい者におすすめの転職サイト・転職エージェント この項目では障がい者求人に特化した転職サイトを4つご紹介します。 障がいのお持ちの方は障がい者に特化したサイトやサービスを利用することで、一般のサービスを利用するよりもスムーズに転職が進められるでしょう。 クローバーナビ クローバーナビは障がい者向けの求人情報や、障がいを持った先輩社員へのインタビュー、障がい者向けセミナーなどの情報が閲覧できる転職・就職情報サイトです。 また、クローバーナビでは「クローバーフォーラム」と呼ばれる障がい者向けの合同面接会も定期的に開催されており、無料で参加ができるうえ、障がい者雇用を行いたい企業の担当者と直接会って面接ができます。 興味のある会社や働きたい会社がある場合におすすめです。 クローバーナビの公式サイトはこちら dodaチャレンジ dodaチャレンジは多彩なキャリアアドバイザーが在籍する、障がい者向けの転職エージェントです。 具体的にはLGBTQ当事者のキャリアアドバイザーや、精神障害の知識に長けたキャリアアドバイザー、知的障害の知識に長けたキャリアアドバイザーなどが在籍しています。 また、「時短勤務」「ハイキャリア」など規模する働き方にあわせたカテゴリを用意することで、求職者にぴったりな求人情報を探すことができるでしょう。 dodaチャレンジの公式サイトはこちら ソーシャル・パートナーズ ソーシャル・パートナーズは世界60か国に事業を展開する大手人材サービス企業「アデコグループ」が運営している、転職支援サービスです。 独自の基準を設け、障がいに理解のある企業のみを厳選することで、求職者にとって長く働ける、安心して働けるような求人のみを取り扱っているのが大きな魅力と言えます。 ソーシャル・パートナーズには専門のコンサルタントが在籍しており、しっかりと面談を行ったうえでベストな求人を紹介してくれるでしょう。 ソーシャル・パートナーズの公式サイトはこちら Quo-Career(クオキャリア) クオキャリアは障がい者向けの就職・転職サポートサービスですが、コンサルタントが求職者のヒアリングを行い、希望に沿った求人を紹介してくれます。 また、面談はオンラインでも可能なため外出がなかなか難しい方でも利用しやすい環境となっています。 書類選考や面接、パソコンスキルに不安をお持ちの方は無料のスキルアップサポートサービスも提供しているので、しっかりと準備を整えてから面接に挑むことが可能です。 Quo-Careerの公式サイトはこちら 障がい者がスムーズに転職する方法のまとめ 今回は障がい者の転職が難しい理由とその対策、おすすめの転職サイトなどについて詳しくまとめました。 現状を見直して対策を行うことで、従来よりも転職活動がスムーズに進められるケースも多くありますので、ぜひ転職エージェントなどの支援サービスを活用しながらベストな企業を見つけましょう。 ◇◆株式会社ガイアカンパニーはスタッフを募集しています◆◇ シェア ツイート はてブ LINE