【2022年最新】無料で使えるMAツール|BowNowとMauticについて解説 ノウハウ 営業支援 公開日:2022/01/12 シェア ツイート はてブ LINE MAツールは顧客の一元管理や、個々の興味関心に合わせたマーケティングを自動で行える便利なツールです。 しかし、ツールの導入には少なからずコストがかかるため、なかなか導入まで踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。 無料で利用できるMAツールの多くはサービスが終了していますが、現在でも利用できるものもあります。 そこで今回は、現在も無料で利用できるMAツール「BowNow」と「Mautic(オンプレミス型)」の2種類について詳しくご紹介します。 なお、有料ツールの比較については以下の記事をご覧ください。 MAツールのおすすめ5社比較|MAツールでできることや選び方も徹底解説! MAツールとは MA(マーケティングオートメーション)ツールはマーケティング活動を自動化し、効率よく顧客開拓や育成、顧客維持を行うためのツールです。 顧客情報の蓄積や分析、営業プロセスのシステム化など、マーケティング活動において大きなメリットが得られます。 ・顧客に合った方法 ・顧客に合ったコンテンツ ・最適なタイミング これらをすべて人の手で行うには、なかなか難しいところもあるため、MAツールを導入する企業は日本でも増えているようです。 無料のMAツールって実務で使えるの? 実務でももちろん利用はできますが、結論としては機能に物足りなさを感じる可能性があるというのが正直なところです。 基本的な機能はカバーされているので、「初めてMAツールを導入する」といった方にはおすすめできるでしょう。 ただし、有料ツールと比較すると、機能に制限が設けられていることも多いので、各社の機能についてはしっかりと把握しておく必要があるといえます。 無料のMAツールをずっと使い続けたいという方は選択肢が限られますが、今後有料ツールの導入も検討している方は、有料ツールのトライアル版を利用してみるのもひとつの手段です。 無料で使えるおすすめのMAツールは2社 冒頭でも触れましたが、無料で使い続けられるMAツールのほとんどは、サービスの提供が終了しています。 本稿でご紹介するのは「BowNow」と「Mautic(オンプレミス型)」の2種類です。 どちらも特徴的なメリットとデメリットがありますが、無料で使い続けるのであれば上記2社からの選択になると考えます。 ほかにも「salesautopilot」というツールもありますが、あくまでもトライアルに適している点や英語表記のみであるため、今回は除いています。 初めてのMAツールを無料で使うならBowNow BowNowは日本製のツールで、基本的には無料で使い続けることが可能です。 機能の必要性に応じて、好きなタイミングで課金し機能を追加していくスタイルのため、初めてツールを導入する企業や、無料での利用をベースとしてツールを導入したいと考えている企業には最適といえるでしょう。 また、BowNowは「低コスト」「使いやすい」「使いこなせる」を開発コンセプトとして作られたツールであり、複雑な設定を必要とせず初期費用も無料なため、これから専門部署を設置しようと考えている企業にもおすすめです。 BowNow(バウナウ)の基本機能 BowNowでは主に以下の機能が利用できます。 条件抽出 リード情報の登録・管理 企業情報の自動収集や分析 フォーム作成 リード育成活動の進捗管理(ABMテンプレート) 個人のCVやアクセスなどのログ管理 ファイルの管理 ダッシュボード など リード(顧客)はフリープランでも1000件まで登録可能で、1か月間の企業ログやユーザーログを閲覧できます。 課金によってSalesforceと連携できるほか、メール配信機能の追加や登録リード数の追加、ログ機能の期間解放など、自社の規模や活動範囲に合わせたカスタマイズが可能です。 スコアリング機能はついておらず、機能もUIもシンプルな点がBowNowの特徴といえます。 BowNowの公式サイト 無料MAツールのBowNowを導入するメリット BowNowを導入するメリットとしては、以下の3つが挙げられます。 初めてMAツールを利用する企業でも導入しやすい 機能に不足がなければ無料で使い続けられる 無駄な機能がなくシンプルで使いやすい とくにBowNowは日本製であるうえに、マニュアルサイトも用意されているので、安心して導入できるのではないでしょうか。 無料MAツールのBowNowを導入するデメリット 無料のMAツールとしてはメリットが大きいBowNowですが、デメリットとして考えられることも2つあります。 リード数やトラックできるPV数の超過分は従量課金 スコアリング機能がない(機能がシンプル) 上記の理由から、大規模な顧客数を抱えるような企業の場合は、敢えてBowNowを選ぶ必要はないかもしれません。その観点では、中小企業には適しているといえます。 有料プランに加入するとしても、5,000円・20,000円、30,000円と低コストで導入ができますが、企業の規模によっては機能面においても最初から有料ツールを導入したほうが、コストパフォーマンスがよいケースもあります。 自社で導入・設置ができるならMauticのオンプレミス型 Mauticは、自社でツールをサーバーにインストールし導入する「オンプレミス型」と、設定や導入が簡単な「クラウド型」の2タイプがあります。 以前までは、クラウド型も無料で利用ができたため人気を集めていましたが、クラウド型の無料サービスは残念ながら2018年に終了しました。(有料サービスは現在も利用できます) そこで現在も無料で使えるMAツールとして注目されているのがMauticの「オンプレミス型」です。 導入やサーバーの管理には手間がかかりますが、機能制限がないのが最大のメリットといえます。 Mautic(オンプレミス型)の公式サイト オンプレミス型とは オンプレミス型は、サーバーを自社で用意しMAツールをインストールするタイプのツールです。 サーバーの費用が必要となりますが、有料のMAツールや課金で機能を追加していくBowNowよりもコストパフォーマンスに優れています。 ホームページ作成と同様にレンタルサーバーにMauticをインストールするため、WordPressなどでのホームページ作成の経験がある方や、SMTPやPHPなどに関する最低限の知識があれば比較的スムーズに導入できるでしょう。 Mauticの基本機能 オンプレミス型のMauticでは、主に以下の機能が利用できます。 フォーム作成 スコアリング シナリオ作成 リード管理 企業情報やユーザー情報の自動収集・条件抽出 キャンペーンメールの作成・自動送信 ファイルの管理 ダッシュボード など Mautic(オンプレミス型)は導入さえできれば、他有料ツールと同等の機能が利用可能で、無料版による機能制限もありません。 しかし、機能の豊富さゆえに最初は難しく感じることもあるでしょう。 無料MAツールのMauticを導入するメリット オンプレミス型のMauticを導入するうえで考えられるメリットは、以下の3点です。 サーバー費用の負担のみで、十分な機能が利用できる クラウド型にありがちな遅延が少ない 追加費用が発生しない 低コストで、他社の有料ツールと同様の機能を利用し、お試しなどではなく本格的に導入したい方や、大規模な顧客を抱える企業にもおすすめできます。 無料MAツールのMauticを導入するデメリット なんとなく想像がつくかもしれませんが、オンプレミス型のMauticを導入するうえで考えられるデメリットは以下です。 他社ツールと比べると導入の手順が複雑 セキュリティ面の観点から、専用サーバーを設ける必要がある 高度な処理に耐えられるサーバーを用意する必要がある サーバーは、高負荷がかかってしまうと一時的にサーバーがダウンしてしまいます。 わかりやすいのは、ホームページにアクセスが集中した際に、一時的にアクセスできなくなってしまう現象です。 Mauticにおいてもセキュリティを考慮することや、高度な処理を行うことが多いため、Mautic専用の高スペックなサーバーを用意したほうがよいでしょう。 まとめ 今回は無料で利用できるMAツール「BowNow」とオンプレミス型の「Mautic」について詳しく解説しました。 初めてのMAツール導入で、シンプルな機能から使いはじめたい方は「BowNow」、導入が難しくてもコストパフォーマンスを重視し、本格的な機能を無料で使い続けたい方は「Mautic」がよいかと思います。 MAツールはマーケテイングに力を入れる企業において、大きな役割を果たしてくれる強力なツールです。 自社に必要な機能をピックアップし、自社に合ったツールを慎重に選ぶようにしましょう。 シェア ツイート はてブ LINE