【実は簡単】オンラインサロンの作り方と成功に繋がる3つのポイント

オンラインサロンは、今やインターネットを介したやり取りが主流の現代において、大きなビジネスチャンスを生むコミニュティの場として人気を集めています。

サロンの内容はファンクラブのようなものから、会員同士の情報交換、主宰者からのスキルや知識の提供などさまざまです。

また、名の知れた実業家や芸能人が主宰しているようなイメージがあるかもしれませんが、実は始めること自体は誰でも可能です。

今回はオンラインサロンの作り方や、収益化のために意識したいポイントを分かりやすくお伝えします。

オンラインサロンとは

オンラインサロンは、簡単に言い表すとインターネットを介して行われる会員制のコミュニティのことです。

多くの場合は月額会費制となっており、そのコミュニティに参加している者しか知れない情報や機会を提供する「クローズド」な環境を利用して、価値の高い空間を作ります。

冒頭でもお伝えしたようにサロンの内容はさまざまですが、現在では主宰者と会員、もしくは会員同士で交流や意見交換を行ったり、主宰者から会員へ知識やスキル・情報を与えたりするものが一般的です。

会員は少なからず会費を支払わなければならないため、意欲や目的意識の高い人たちが集まりやすく、無料のコミュニティよりも質の高いコミュニティを作りやすいのがメリットと言えるでしょう。

オンラインサロンは大きく分けて2種類のタイプがある

オンラインサロンには大きく分けると2種類のタイプがあります。

  1. ノウハウやスキルを提供する「レッスン型
  2. 交流や意見交換が主な目的の「コミュニティ型

さらに細かく分類すると「ファンクラブ型」「プロジェクト型」などもありますが、定義はとくに決められていないため、今回はオンライサロンに多い上記2種類のタイプに分けて解説します。

レッスン型|ノウハウやスキルを提供する

レッスン型はその名の通り、主宰者が会員に対してノウハウやスキルなどを身につけてもらうためのレクチャーを行うサロンです。講義をイメージすると分かりやすいかもしれません。

ジャンルは仕事術や起業などのビジネス分野や食事管理、ヨガなどの美容健康、人間関係、自己啓発など多岐に渡ります。

また、オンラインサロンの内容についてもただレクチャーするだけでなく、質疑や情報交換の時間を設けたり、会員が主体的に活動できるような実践の場を設けたりするなど、「体験」の要素を取り入れると会員の満足度の向上には効果的です。

定期的な交流会や勉強会など、オフラインでのイベントを開催するサロンもあります。

コミュニティ型|交流や意見交換が主な目的

コミュニティ型のオンラインサロンは、同じ目標や興味関心を持つ会員を集めて交流や意見交換を行うのが特徴です。講義のような形態のレッスン型とは雰囲気も異なります。

コミュニティ型についてもジャンルやテーマはさまざまで、趣味やビジネス、ソーシャルグッドなど多種多様です。

オンラインサロンの特性を活かし、会員に合わせた柔軟な対応や、グループをいくつかに分けて少人数で行うなどといった工夫もしやすいため、「気軽に参加できる空間」を意識することが重要なポイントのひとつとなります。

オンラインサロンの作り方

オンラインサロンを作るのは敷居が高いように感じられるかもしれませんが、冒頭でもお伝えしたようにオンラインサロンを作ること自体は意外と簡単です。

昨今ではオンラインサロンに特化したプラットフォームが増えており、テーマやジャンルさえ決められればスムーズに進められるでしょう。

ただし、収益化に繋げられるかどうかや、定期的な収入に繋げられるかどうかはまた別の問題なので、オンラインサロンの作り方成功させるためのポイントに分けてお伝えしていきます。

1.ターゲットとサロンの内容を決める

オンラインサロンをスムーズに進行させるために、はじめに以下の項目を決めてしまいましょう。

ターゲット…どのような層を集めたいのか
サロンの内容…オンラインサロンでは具体的にどのようなことをしたいのか

これらを決めておくと、いざ活動を開始するとなった際にスムーズに進められますので、はじめは難しく考えずにざっくりと決めておくとよいでしょう。

2.会費を決める

会費はオンライサロンの活動開始時のみ、人数や期間を限定して、本来よりも少し価格を下げると人を集めやすくなります。

ただし、あまりにも本来の価格から値下げしてしまうと、価格を戻したあとの離脱に繋がってしまうので注意しましょう。

3.活動するプラットフォームを決定し登録する

オンラインサロンの繁栄には集客が必要不可欠となりますが、はじめは思うように人が集まらないこともあります。

そのため、FacebookなどのSNSをメインに利用するよりも、オンラインサロンの活動により向いているプラットフォームを利用するのがおすすめです。

ここではオンラインサロンに利用できるプラットフォームの例をいくつかご紹介します。

  • note

記事を投稿したり、サークルを設立したりするなど、ユーザーがクリエイターとなって自由に発信や創作活動を行うサイトです。

noteのサークルは月額料金を自由に設定できるため、オンラインサロンの会員の活動場所として活用できます。

オンラインサロンの場はZoomなど別途用意する必要がありますが、決済処理が楽にでき、記事投稿によって集客や情報発信がしやすいのも特徴です。

記事の予約投稿機能を利用する場合などを除いては無料で利用できますが、売上金額を引き出す際に手数料として15%~25%程度差し引かれます。(購入されたコンテンツによって手数料が変動)

noteの公式ページ

  • DMMオンラインサロン

オンラインサロンに特化したプラットフォームのため、会員管理やコミュニケーションツール、決済管理、メール配信機能など、サロンの運営に必要な要素がしっかりとカバーされているのがメリットです。

また、このような特化型のプラットフォームでは、一般的に「主宰したい人」と「参加したい人」の2パターンしかないため、適切なマッチングにも繋がります。

DMMオンラインサロンの場合は、売上金額の約20%が運営手数料として差し引かれます。

DMMオンラインサロンの公式ページ

  • CAMPFIRE Community

クラウドファンディングで有名な株式会社CAMPFIREが運営する、オンラインサロン特化型のプラットフォームです。

利用できる機能はシンプルですが、DMMオンラインサロンにはない記事投稿機能がついており、運営手数料も売上金額の約10%と、特化型の中では比較的安価に設定されています。

CAMPFIRE Communityの公式ページ

4.集客・活動を開始する

プラットフォームに登録をしたら、早速活動を開始しましょう。

オンラインサロンの開催はプラットフォームによって、自分でZoomなどを準備するタイプや、プラットフォームの配信機能を利用するタイプなどがあります。

また、集客には各SNSもあわせて利用するとよいでしょう。

オンラインサロンを成功させる3つのポイント

オンラインサロンを作ること自体は簡単だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

本稿での「成功」は、収益化や会員を増やし繁栄させることとしますが、はじめは思うように集客ができなかったり、すぐに離脱者が出てしまうといったことも珍しくありません。

そこでオンラインサロンの成功に繋げるために、最低限意識しておきたい3つのポイントをお伝えします。

1.長期的なファンの育成を意識する

オンラインサロンは会員制であるため、どのように頑張っても離脱してしまう人は必ずいます。

しかし、新規会員の獲得ばかりに気をとられてしまうことはあまりよくありません。

はじめたばかりの時期は特に新規会員を集めなければなりませんが、会員にサロンを気に入ってもらうことができれば、後に離脱者が出てきたとしても、ある程度の安定的な収入が見込めるようになります。

そのため、問い合わせに対してしっかりと対応したり、会員の意見に耳を傾けたり、誠意のある対応を心がけたりするなど、既存会員を大切にする意識は忘れないようにしましょう。

2.集客のための媒体を複数稼働させる

オンラインサロンの集客には、口コミや紹介などの人脈を利用する方法や、SNSやホームページなどを利用する方法があります。

とくにInstagramやTwitterなどのSNSは、潜在顧客を呼び込むためには強力なツールであり、公式LINEなどを利用すれば既存会員の離脱防止にも繋げられます。

オンラインサロンを小規模で開催したい場合は人脈のみを利用して集客するのもよいですが、大きく繁栄させたいとお考えであれば、SNSなどを活用するとよいでしょう。

サロンで学べる内容の一部を発信したり、画像を利用したりするなど、ユーザーの興味をそそるような内容がおすすめです。

3.質の高いサービスをこまめに提供する

メールや記事、SNS投稿などのコンテンツはこまめに提供するように心がけましょう。

とくにモチベーションの高い会員は、オンラインサロンの開催を心待ちにしているため、コンテンツをこまめに提供することで満足度の向上に繋がります。

また、コミュニケーションの活性化や、長期的なファンの育成効果も期待できるでしょう。

コンテンツ内容は手を抜かず、質の高いものを提供するように心がけましょう。

まとめ

オンラインサロンは、会員しか知り得ない情報や機会であるほど価値を感じやすく、コアなファンの獲得へと繋がります。

そのため、主宰者はサロンの内容やコンテンツの配信内容に「独自」の要素を取り入れるなどして、試行錯誤を重ねていくことが重要です。

また、本稿でもお伝えしたように現在はオンラインサロンに特化したプラットフォームが増えており、気軽にはじめられるようになっています。

まずはサロンの内容を考えて、プラットフォームへの登録からはじめてみてはいかがでしょうか。

 

タグ一覧