海外不動産投資ランキング!おすすめの国と不動産投資会社3選

「日本の不動産投資だけでは物足りない」「海外で不動産投資を始めたい」近年、将来を見据えてこのように考えている方が増えています。

しかし言葉や文化、社会情勢の異なる海外への不動産投資はハードルが高く、不動産物件を見極めるのが難しいと、躊躇されている方も多いのではないでしょうか。

今回は各国の表面利回りや経済成長率などのデータから、海外不動産投資におすすめの国を調査しましたのでご紹介します。

海外での不動産投資を検討されている方の参考となれば幸いです。

海外不動産投資の失敗例から学ぶ!気をつけるべきポイントとは

海外不動産投資の表面利回りランキング

2021年 国別ランキング 中心部の表面利回り
1位:南アフリカ 10.66%
2位:アメリカ 10.64%
3位:アラブ首長国連邦 9.23%
4位:プエルトリコ 8.46%
5位:パレスチナ 8.22%
6位:サウジアラビア 8.10%
7位:イラク 7.48%
8位:ウクライナ 7.43%
9位:バーレーン 7.40%
10位:ドミニカ共和国 7.39%

参照:Numbeo(Property Prices Index for Country 2021)

まずは2021年における、国別の表面利回りをランキング形式で見てみましょう。

上記のデータは、世界50万人以上の口コミに基づいて、物価や治安などの生活に関わる数値が収集されているデータベース「Numbeo」によるものです。

2021年のデータを見てみるとアメリカや南アフリカ、アラブ首長国連邦など、人口が増加傾向にある国が上位に並んでいます。

単純に景気が良いからと理由付けすることはできませんが、各国の社会情勢によって人口が増加し、表面的な収益性が数値として表れているのでしょう。

ランキング上位に発展途上国が多い理由としては、人口の増加だけでなく、国の物件価格の安さが挙げられます。

また、アメリカやアラブのように比較的インフラが整備されている国についても、不動産物件の空室率を下げる理由としては十分に考えられることです。

【カテゴリー別】海外でおすすめの不動産投資ランキング

海外で不動産投資を行うには、経済成長率が高い国や人口増加中の国、賃貸需要が高い国などについて細かくリサーチを行い、総合的に判断をするのが理想です。

そこで今回は以下のカテゴリーに分類した各ランキングをご紹介します。

  1. 経済成長率の高い国ランキング
  2. 人口密度ランキング
  3. 年齢の中央値が若い国ランキング

年度ごとに社会情勢や国の状況が変わる可能性も十分あり得ますので、参考程度にご覧になってみてください。

海外で経済成長率の高い国ランキング

国名 GDP成長率(2021年) 2025年のGDP成長率予測
1位:マレーシア 7.80% 5.00%
2位:フィリピン 7.40% 6.50%
3位:カンボジア 6.80% 6.90%
4位:ベトナム 6.70% 6.60%
5位:タイ 4.00% 3.70%
6位:アメリカ 3.10% 1.80%
7位:日本 2.30% 0.60%

参照:IMF

2021年の海外のGDP成長率ランキングは上記のようになっており、データは国際連合の専門機関のひとつである国際通貨基金より参照しています。

経済が成長し、すでに規模が拡大している国の場合は経済成長率が低くなる傾向にあるため、冒頭の表面利回りで上位に入っていたアメリカなどは4年後の予測も低めです。

GDPと呼ばれる数値は、その国で一定期間の間に産み出されたものや、商品・サービスの消費が多いほど高くなります。いわゆる「景気が良い」状態です。

上記の表にあるように、1位のマレーシアから4位のベトナムまでの国は、4年後のGDP成長率は多少下降するであろうと予測されているものの、今後もある程度の経済成長は期待できそうですね。

海外の人口密度ランキング

国名 – 都市名 2021年の人口密度(人/㎢)
1位:バングラデシュ – ダッカ 36,941
2位:インド – ムラーダーバード 34,151
3位:コンゴ – キンシャサ 32,295
4位:インド – サハーランプル 31,109
5位:バングラデシュ – シレット 30,116
6位:インド – フィロザバード 28,536
7位:中国 – マカオ 27,259

参照:Statista

人口密度のランキングは、世界の市場や消費者データを専門に扱うプラットフォーム「Statista」より参照しています。

人口密度が高い国や地域での不動産投資は、空室リスクの低減に繋がります。

2021年の時点では、バングラデシュやインドがほぼ独占しているような状態で、とくに1位のダッカはバングラデシュの首都であり、世界でも有数のメガシティともいわれています。

ただし人口密度が高くとも、インドのように2020年に始まった新型コロナウィルス感染症によって経済に大きな打撃を受けた国もあるため、慎重に選択する必要はあるでしょう。

海外の年齢の中央値が若い国ランキング

国名 2021年の年齢中央値
1位:エチオピア 20.2歳
2位:インド 24.9歳
3位:フィリピン 25.4歳
4位:南アフリカ 27.6歳
5位:メキシコ 28.9歳
6位:ペルー 30.1歳
7位:インドネシア 30.4歳

参照:国立社会保障・人口問題研究所

年齢の中央値が若ければ、労働の盛んな若者による賃貸需要が高いことが予想できます。

とくにフィリピンは2021年のGDP成長率ランキングでも2位となっており、海外での不動産投資においても利益が見込めるかもしれませんね。

全体的にみてみると東アジア、東南アジアあたりが上位に入っている印象です。

海外の物件に対応できる不動産投資会社3選

海外不動産投資においては、距離が離れていることや文化の違いなどから現地管理会社やデベロッパーとのトラブルが起こりがちです。

心配な方は、国内にある不動産投資会社へ相談してみるのもひとつの手段といえるでしょう。

この項目では、国内の不動産投資会社を3社ピックアップしご紹介します。

1.オープンハウス

オープンハウスは東証一部上場企業であり、アメリカの不動産においては売買や管理の実績が国内トップクラスともいわれています。

現地5か所に法人スタッフを配置し情報収集がなされていることや、賃貸運用・売却を意識した仕入れによって質の高い物件を見定めているため、安心して任せられる不動産投資会社のひとつです。

購入後のサポート体制も整っているため、海外不動産投資に不安要素のある方は、ぜひ相談を検討されてみてください。

オープンハウスの公式サイト

2.GSR株式会社

GSR株式会社は、フィリピンに特化した不動産投資会社です。

フィリピンにあるマニラに本社が置かれており、現地の情報収集はもちろんのこと、仲介や管理、客付け、売却までワンストップで徹底サポートしてくれるため、フィリピンの不動産投資を検討されている方におすすめできます。

賃貸から中古物件まで取り扱い、現地における銀行口座開設などの支援も行っているため、海外不動産投資について初心者の方でも、一度相談してみる価値はあるでしょう。

GSR株式会社の公式サイト

3.BEYOND BODERS

東南アジアを中心とした不動産投資を検討されている方は、BEYOND BORDERSがおすすめです。

国内最大級の海外不動産投資・ポータルサイトである「SEKAI PROPERTY」を運営しており、自身での情報収集にも役に立ちます。

BEYOND BORDERSはマレーシアやカンボジア、タイなどの東南アジアを中心として、ハワイやアメリカなど全12か国の幅広い海外不動産投資に対応しています。

また、海外送金についても仲介を担ってくれるため、海外の不動産投資にありがちなトラブルも回避しやすいでしょう。

BEYOND BORDERSの公式サイト

まとめ

海外不動産投資においては、国の情報収集は必要不可欠です。

こまめに国の経済状況などを確認し、慎重に判断しましょう。

個人での投資に心配のある方は、海外に対応している不動産投資会社へ相談するのもおすすめです。

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