営業支援ツール(SFA)とは?おすすめツール3選と選び方もご紹介 口コミ・評判 営業支援 公開日:2022/02/27 更新日:2022/03/15 シェア ツイート はてブ LINE 営業支援ツールは、営業担当者の負担を減らすだけでなく、営業を効率化するために大いに役立つビジネスツールです。 営業支援ツールには無料の製品や有料の製品、そして有料でも低価格から高価格なものまで、あらゆる企業から多数提供されています。 そこで今回は、どのツールにしようか迷われている方へ向けて、おすすめの営業支援ツールを厳選して3つご用意しました。 選び方や営業支援ツールの概要まで詳しく分かるようになっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。 なお、以下の記事では顧客関係管理システムについて解説しています。気になる方は合わせてご覧ください。 CRMは営業活動に使える?|CRMの基本知識から営業に活かす方法まで徹底解説 営業支援ツール(SFA)とは 営業支援ツールは、日々の営業に関わる案件や商談を管理したり、活動状況を記録したりできる便利なシステムです。 SFA(Sales Force Automation)や、営業支援システムと呼ぶこともあり、意味合いやツールの内容はどれも同じになります。 営業支援ツールの具体的な内容としては、営業部門における業務プロセスの自動化や、営業部門が管理する情報全般のデータ化、顧客情報の蓄積や分析などです。 営業に関わるデータを社内共通のシステム上で管理することで、コスト削減や業務の効率化、属人化の防止としても注目され、昨今では人気を集めています。 顧客関係管理システム(CRM)との違い 営業支援ツールと合わせて耳にしやすいのが「顧客関係管理システム」ではないでしょうか。 顧客関係管理システムの主な役割は、顧客のアカウントや購買行動の管理、メールや電話などの応対履歴の記録などです。 営業支援ツールと似ているように思われるかもしれませんが、営業支援ツールの特徴はその名の通り営業活動に特化したシステムという点にあります。 営業担当者の行動履歴や、営業活動には欠かせない日報や週報などのレポート作成ができるので、営業支援ツールのほうが、より営業部門に向いているシステムといえるでしょう。 営業支援ツールの主な機能一覧 営業支援ツールに備わっている主な機能は以下です。 顧客管理 案件管理 営業マンの行動履歴 予実管理 レポート作成 機能の具体的な内容を順番に見てみましょう。 1.顧客管理 顧客の社名や住所、連絡先や担当者など顧客の基本情報を保存できる機能です。 一般的にはどの営業支援ツールにも備わっている基本機能ともいえます。 2.案件管理 提案する商品やサービスに対する見込み確度や進捗状況、商談の内容などを、顧客・案件別に管理することが可能です。 営業支援ツールの中には、管理したい項目を自由にカスタマイズできる製品もあります。 社内での情報共有がしやすくなるため、営業マンによって対応が入れ違ってしまうといったトラブル防止にも繋げられます。 3.営業マンの行動履歴 営業マンのテレアポや訪問回数、それらに対する結果を記録できる機能です。 ただ行動履歴を記録するだけでなく、各営業マンの実績や得意傾向の把握にも役立ちます。 4.予実管理 営業部署全体での売上や顧客、案件、商品別の売上を予測できる機能です。 見込受注額や過去の実績から精度の高い予測が期待できます。 5.レポート作成 予め用意されたフォーマットに必要事項を入力するだけで、日報や週報を作成し、報告ができる機能です。 作業の簡略化や、通知機能による見落とし防止も実現できます。 営業支援ツールを選ぶポイント 営業支援ツールの基本機能は前項でご紹介した通りですが、料金や細かな機能は製品によってさまざまです。 そこで、導入した営業支援ツールを無駄にしないための選び方、ポイントについてお伝えします。 注目したいのは以下の4点です。 サポートの充実 無理のない導入費用 他領域のツールとの連携機能 自社にとっての必要機能 サポートの充実 営業支援ツールには、サーバーにツールをインストールするタイプの「オンプレミス型」と、導入の簡単な「クラウド型」の2種類があります。 どちらにしても、導入の際の不明点や何かあったときに解決してくれるようなサポート体制は充実していた方が安心です。 無料の営業支援ツールもありますが、膨大な顧客情報が消滅してしまう可能性もあり得ないわけではありません。 営業支援ツールを選ぶ際は、あらゆるリスクに備えてサポート体制が充実しているシステムを選ぶのがよいでしょう。 無理のない導入費用 一般的には機能が充実しているほど費用が高く、シンプルで簡素な機能であるほど低コストで利用できる傾向にあります。 細かな必要機能は企業によって異なるため、機能が充実していれば良いということでもなく、最低限の機能で十分に支援ツールとして効果を発揮できる場合もあるのです。 有料ツールでも、一定期間は無料でお試しできる製品もありますので、気になるツールがある場合にはできるだけ試用期間を設けてから導入を検討するとよいでしょう。 他領域のツールとの連携機能 営業支援ツールは、MA(マーケティングオートメーション)ツールや、顧客関係管理システム(CRM)など、他領域のツールと合わせて使用するとより効果を発揮します。 営業支援ツールによって、他ツールやサービスと連携できる機能がついていることもあり、そのような製品の場合は不足している情報をカバーできるなどのメリットがあるのです。 そのため、現在は他領域のツールを利用していない場合でも、今後の可能性を考えて連携機能の有無は確認しておくとよいでしょう。 自社にとっての必要機能 導入費用の項目でもお伝えした通り、細かな必要機能は企業によって異なります。 そのため、営業支援ツールを選ぶ際には、付帯している機能をできるだけ細かく確認してから判断するのがおすすめです。 また、有料ツールを利用する場合は継続的な費用が必要となるため、営業支援ツールに割ける予算が少ない場合、機能の取捨選択はシビアに行う必要があるかもしれません。 おすすめの営業支援ツール3選 本稿でご紹介する営業支援ツールは以下の3つです。 Salesforce SalesHub eセールスマネージャー 有料ツールはもちろん、無料で使い続けられるツールもご紹介していますので、ぜひ参考にされてみてください。 1.Salesforce 料金プラン 主な機能 ・無料お試しプランあり ・Essentials:月額3,000円/1ユーザ ・Professional:月額9,000円/1ユーザ ・Enterprise:月額18,000円/1ユーザ ・Unlimited:月額36,000円/1ユーザー ・顧客情報管理 ・案件、商談管理 ・売上予測 ・行動履歴管理 ・モバイル対応 ・見込み客管理 ・クリックや承認作業の自動化 ・レポート作成 など 大企業から中堅、中小企業まで国内外で幅広く利用されている営業支援ツールです。 あらゆる企業で利用されているだけあり、機能の豊富さやサポートの充実、連携機能までしっかりとカバーされているため、非常に安心感があります。 また、料金プランは4種類用意されており、必要機能や企業の規模にあわせて1ユーザー月額3,000円から利用できるプランもありますので、自社の予算と必要な機能が合致している場合はSalesforceを利用すれば間違いはないでしょう。 Salesforceの公式ページ 2.SalesHub 料金プラン 主な機能 ・無料プラン:無料/ユーザー無制限 ・Starter:月額5,400円 ∟有料ユーザー2名+人数無制限の無料プラン ・Professional:月額54,000円 ∟有料ユーザー5名+人数無制限の無料プラン ・Enterprise:月額144,000円 ∟有料ユーザー10名+人数無制限の無料プラン ・顧客管理 ・ミーティング設定 ・行動履歴管理 ・タスク管理 ・営業資料の作成 ・Eメールテンプレート、Eメールトラッキング ・商談管理 など HubSpot社が提供する、無料の営業支援ツールです。 Salesforce同様モバイルアプリにも対応しているほか、無料プランでもユーザー無制限で使い続けることができます。 有料プランの場合は、制限を解放して利用できるユーザー数に応じて金額が変動する仕組みです。 無料プランの機能には制限があるため、小規模企業や「本格導入の前に試してみたい」といった方は気軽に利用できるおすすめのツールです。 SalesHubの公式ページ 3.eセールスマネージャー 料金プラン 主な機能 ・スタンダード:月額11,000円/1ユーザー ・ナレッジシェア(閲覧のみ):月額6,000円/1ユーザー ・スケジュールシェア:月額3,000円/1ユーザー ・顧客管理 ・タイムライン ・エクセル連携 ・スケジュール、Todo管理 ・日報、週報作成 ・月間売上予測 ・案件管理 ・商談管理 など 明快な料金プランと、シンプルでありながら基本機能が揃った国産の営業支援ツールです。 ナレッジシェアやスケジュールシェアのプランであれば、1ユーザーあたり3,000円~6,000円で利用できるようになっているため、使い方によってはコストパフォーマンスが高い製品であるといえます。 また、ユーザー数が少ないほど料金は低コストに抑えられるため、予算の少ない企業や小規模企業にも最適です。 プランは有料プランのみですが、機能に制限はなく、営業支援に必要な機能すべてが利用可能となっていますので、同様のツールの中では比較的安価な部類に入るのではないでしょうか。 まとめ 営業支援ツールには無料で利用できるものもありますが、制限を気にせずに十分な機能を利用するためには少なからずコストが必要です。 そのため、ツールを選ぶ際には ・自社の規模 ・予算 ・必要機能 これらを予め整理しておくことをおすすめします。 また、営業支援ツールは一度導入をして社内での利用が浸透してしまえば、営業活動において大きな恩恵を受けられるツールです。 ぜひ自社にあった営業支援ツールを選び、コスト削減や業務効率化にお役立てください。 シェア ツイート はてブ LINE