組織開発コンサルティングの依頼を考えている方必見|経営や運営の課題を解決する組織開発コンサル企業7選!

組織開発コンサルティングは、経営や事業の運営に行き詰まったときの大きな手助けとなります。

しかしコンサルティング企業はたくさんあるため、選び方がわからず足踏み状態の方も多いのではないでしょうか。

今回は、そもそも組織開発コンサルティングとはどういった事業なのか、どのように選ぶべきなのかを詳しく解説します。

異なる特徴を持った魅力的なコンサルティング企業も複数ピックアップしていますので、企業選びに悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

組織開発コンサルティングとは

組織開発は「組織全体」に着目し、組織の売り上げ目標達成や企業理念の実現、自社が考える「組織のあるべき姿」へ導く事業です。

組織全体としての課題の解決は、当事者だけでは難しいことがあります。

業務・人材マネジメント、経営、営業分野など専門知識に特化した人物による的確な分析がなければ、正しい方向へ軌道修正することは容易ではないからです。

組織開発コンサルティングを請け負う企業は数多く存在しています。

・上場企業を主なクライアントとする会社

・中小企業向けの会社

・組織全体のモチベーションを上げることを理念に掲げる会社

・個人の能力を引き出すことを強みに人材開発や育成も含めている会社

例としていくつか挙げてみましたが、このようにコンサルティングを行っている会社によって強みや価値観は多種多様です。

依頼をする際にはできる限り自社の課題を洗い出し、自社に合った適切な企業を選択することがポイントとなります。

人材開発コンサルティングとは

組織開発コンサルティングと似たような事業として「人材開発(育成)コンサルティング」があります。

冒頭でも少し触れましたが、組織全体の課題に目を向けるのが組織開発コンサルティングです。

対して、すでに完成された目標や戦略をもつ組織の中で、スキルの向上やリーダーとして役立つような人物の育成戦略など、その組織で働く「人」に着目して動くのが人材開発コンサルティングの役目となります。

人材開発コンサルティングの内容としては、以下のような例が挙げられます。

・社員の成長

・将来の幹部レベルとなるような人材の育成

・若手社員の自立

・離職率に関する課題解決

・雇用施策の考案

研修などを通して、組織に合った優秀な人材を生み出すことが人材開発の主な目的です。

依頼に必要な費用

費用は、コンサルティング企業によって様々です。
同じ企業でも以下の内容によって金額に差が生じます。

・依頼する期間

・自社の規模

・依頼の内容

定期的に訪問するタイプや、コンサルタントが常駐するタイプなどがあり、常駐してくれるサービスは比較的費用が高い傾向にあります。

自社の規模にもよりますが、総合的な問題や根本的な課題解決を確実に目指すのであれば200万円(中小企業)~500万円(大企業)程度を予算として考えるとよいでしょう。

また、数時間程度のコンサルティングを「スポットコンサルティング」と呼ぶことがあります。
その場合には数万円程度で収まることが多いようです。

組織開発コンサルティング企業を選ぶ3つのポイント

コンサルティングを依頼する際は以下の3つのポイントについて考えましょう。

  1. 自社の課題を見つける
  2. 会社の価値観やサービス内容が自社と合っているか
  3. 実績が自社と合っているか

1.自社の課題を見つける

組織開発コンサルティングといっても、その企業が得意とする分野は様々です。
自社の問題や課題をあらかじめ洗い出しておくことで、どの企業を選ぶべきかが絞られます。

組織の問題や課題を共に見つけ出してくれるサービスもありますので、「どこをどうしたら良いのかわからない」という場合は、問題や課題の発見についても触れている企業を選ぶとよいでしょう。

2.会社の価値観やサービス内容が自社と合っているか

組織開発コンサルティングを行っている会社のホームページでは、「その会社の理念・コンセプト」や「サービス、パッケージ内容」が記載されていることがほとんどです。

まずは気になる会社の価値観やサービス内容が、自社と合致しているかどうかを確認しましょう。

自社の課題とサービス内容がマッチしていなければ、どれほど実績のあるコンサルティング企業であっても、期待する効果を最大限発揮することができません。

3.実績が自社のニーズと合っているか

どのような実績を残しているのかも可能であれば確認するとよいでしょう。

・大手のクライアントが中心なのか

・中小企業のクライアントを相手にしているのか

・グローバル企業が得意なのか

上記のような部分に着目し、自社に合いそうかどうかを見極めます。

専門性が高く、自社のニーズと合っているほど的確な課題解決が可能になりますので、実績が確認できる場合は見ておきましょう。

組織開発コンサルティングを利用するメリット・デメリット

組織開発コンサルティングを利用することによって、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのかを解説します。

主なメリット
・客観的な視点から自社を見ることができる
・専門家による的確な助言が受けられる

主なデメリット
・費用面に関する問題
・自社に合う企業を選ぶのが難しい

上記の内容に沿って詳しく見ていきましょう。

メリット①|客観的な視点から自社を見ることができる

冒頭でもお伝えしたように、組織規模の課題を当事者のみで解決することはなかなか容易なことではありません。

そこに組織開発コンサルティングというプロフェッショナルを導入することで、知識を持った客観的な視点から自社を見られるようになります。

目に見える課題があった場合でも客観的な視点を取り入れることで、本質的な問題にたどり着くことができるかもしれません。

メリット②|専門家による的確な助言が受けられる

実績を多く持つコンサルティング企業であれば、それだけ成功事例に携わっているということでもあります。
多くの成功事例を利用した専門的で的確な助言は、自社の課題解決にも大いに役立つことでしょう。

デメリット①|費用面の問題

専門的な知識や高度なスキルを用いて、組織規模の課題・問題の手助けを行うため、依頼費用は比較的高額です。

自社に合わせてサービスを提供するカスタマイズ性の高いサービスであれば、予算をオーバーする可能性もあるかもしれません。予算には余裕をもっておきましょう。

コストを極力抑えたいという場合には、利用サービスを厳選する必要があります。

デメリット②|自社に合う企業を選ぶのが難しい

組織開発コンサルティングの企業ページを見ていると、どれも魅力的なサービスに見えますよね。しかし大切なのは、自社の課題と合っているかどうかです。

「欲を言えばこうしてほしい」という内容は一旦置いておき、自社の第一優先とする課題に目を向けて選ぶようにしましょう。

また、コンサルティング企業の理念やコンセプトが合っているかどうかも、判断するひとつの目安としてもよいですね。

組織開発コンサルティングを行っている企業7選

これまでは組織開発コンサルティングの概要について詳しく解説を行いました。
しかし実際にどのような企業があるのかを見てみなければ、依頼のイメージは湧きにくいですよね。

そこで、それぞれ異なる特徴を持ったコンサルティング企業を7社ご紹介します。

自社の悩みに合った企業が見つかるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.API Consultants

API Consultantsは、上場企業や大手のクライアントをメインとしています。
事業計画や経営戦略をはじめとして、営業部門の強化など業種・業務内容を問わず大規模な組織変革を担うコンサルティング企業です。

顧客のニーズに応じて、完全常駐や研修などによる定期訪問といった支援スタイルを用意しています。

CEOや事業部長クラスの人材派遣によって力強いバックアップが得られるのも特徴です。

API Consultants/ホームページ

2.みらいコンサルティング株式会社

会計士や税理士、社労士、組織人事コンサルタントなどの各専門家を集め、中小企業を対象としているのが特徴です。
資金や人事など、細かな問題をひとつずつ解決することで組織規模の大きな成長へと導きます。

給与計算や労務顧問、新卒・中途採用コンサルティングなどのサービスは創業間もない企業にとっても有り難いサービスですね。

みらいコンサルティング株式会社/ホームページ

3.株式会社リブ・コンサルティング

中小企業を対象としており、スタートアップやベンチャー企業にも対応できるコンサルティング企業です。
ソーシャル経済メディアの「NewsPicks」やクラウドサービスを開発する「free」など現代を走る企業をクライアントに抱えており、情報通信業にも強いことがわかりますね。

マーケティング・セールス・経営に関する戦略をはじめとして、組織開発から新規事業開発まで幅広いサービスを用意しています。

株式会社リブ・コンサルティング/ホームページ

4.株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ

ビジネススキルに特化した人材開発を主としていますが、事業部の課題解決や、営業・技術・業務変革にもしっかりと対応しているコンサルティング企業です。

クライアントに合わせた、カスタマイズ性の高い研修プログラムを豊富に取り揃えています。

新人研修のみならず、幹部クラスや中堅・リーダー層を育成するためのクオリティの高いワークショップが評判のようです。

株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ/ホームページ

5.株式会社ジェネックスパートナーズ

組織の強みや特性を活かした経営コンサルティングが特徴の企業です。
クライアントに常駐し、確実な組織の成長を目指して戦略の策定と実行までのサポートを行います。

ブランディングやマーケティング、ポートフォリオ戦略にも長けており、「成功体験」を積み上げながら伴走をしてくれる心強いサービスと言えるでしょう。

株式会社ジェネックスパートナーズ/ホームページ

6.エッグフォワード株式会社

エッグフォワード株式会社は人や組織の可能性を広げ、新しい価値を生み出すことを理念に掲げているのが特徴です。

ソニーホームエンターテイメント&サウンドプロダクツ(株)や、住友商事などの大手企業を手掛けた実績を持つ実力派のコンサルティング企業とも言えます。

アジア圏におけるグローバル戦略やAIの活用などによる新規事業の開発にも対応しているため、事業の行き詰まりを感じている方にとって革新的なアイディアが生まれるかもしれません。

エッグフォワード株式会社/ホームページ

7.株式会社セルム

人材開発に長けたコンサルティング企業ですが、プロジェクトに対して客観的な助言を行うアドバイザリーのサービスも提供しています。

戦略的なアウトソーシングによる業務の効率化や低コスト化を実現し、生産性の向上の支援を行っているのも特徴です。

株式会社セルム/ホームページ

まとめ

今回は「組織開発コンサルティング」について詳しく解説をしました。
適切なコンサルティング企業を選択するためには、自社の課題を把握することが大切です。

自社のニーズにマッチした企業を選ぶことで、的確で力強いバックアップが見込めるので、事業の運営や経営に行き詰まっている方は、この機会に是非検討してみてくださいね。

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